産み分けをするには、女の子ができるX精子、男の子ができるY精子の特徴をよく知っておくことが大切です。 X精子とY精子は性質が全く異なっており、その異なる部分を理解した上で、対策を行う必要があります。
以下に、一般的に言われているX精子とY精子の特徴を整理しました。
X精子とY精子の特徴
寿命 |
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[X精子(女の子)] 長い(平均2~3日) [y精子(男の子)] 短い(平均24時間) |
[コメント] Y精子(男の子)の寿命は卵子と同じぐらいでほぼ1日となります。 排卵日2~3日前に子作りTRYした場合、Y精子は平均24時間程度で死滅してしまいますが、X精子(女の子)は寿命が長いため生き残っている確率は高くなります。 |
数 |
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[X精子(女の子)] 少ない [y精子(男の子)] 多い |
[コメント] Y精子(男の子)はX精子(女の子)の約2倍と言われています。 ただし、膣の中は細菌等の侵入を防ぐために酸性に保たれており、酸性に弱いY精子の多くは膣付近で死滅することになります。結局、子宮付近ではX精子とY精子はほぼ同等になってしまいます。 |
pH |
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[X精子(女の子)] 酸性に強い [y精子(男の子)] 酸性に弱い(アルカリ性に強い) |
[コメント] 通常、膣の中は細菌等の侵入を防ぐため、酸性に保たれていますが、 さらに奥へ、子宮頚管へと進むと、逆にアルカリ性が強くなります。 しかし、排卵日が近づくと子宮頚管からアルカリ性の粘液が出るため、膣の中は中性に近づき、 そして、排卵日には最も酸性が弱くなります。 X精子(女の子)は酸性に強いので、アルカリ性の粘液が出る前の排卵日2~3日前、 Y精子(男の子)はアルカリ性に強いので、アルカリ性の粘液の分泌がピークになる排卵日当日がそれぞれ適した環境になります。 |
運動能力 |
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[X精子(女の子)] 低い [y精子(男の子)] 高い |
[コメント] Y精子(男の子)はX精子(女の子)に比べて運動能力が高く、卵子に到着するスピードが早くなります。また、受精が行われる卵管付近はアルカリ性であり、Y精子の方がX精子よりも動きが活発になるため、受精する確率も高くなります(男の子ができやすい)。 運動能力が低いX精子が受精する(女の子ができる)ためには、Y精子よりも数が多くなる状況を作ってあげる必要があります。 |